はちみつジャム:はちみつ、栄養成分と効能

はちみつジャム

「朝食のパンには、はちみつが欠かせない!」とおっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。はちみつは、その大部分の成分が糖質です。しかも単糖類といって、それ以上分解する必要のないブドウ糖と果糖がほとんどであることから、朝、起きぬけでぼ〜っとした脳に即効的にエネルギーを供給することができます。まさしく朝にぴったりの食品といえるでしょう。
はちみつだけでもおいしいのですが、さまざまな果物とあわせて、ジャムにしてみてはどうでしょう?
ブルーベリー、イチゴ、梅、あるいはレモン・・・どのような果物とも相性ばっちりです!

簡単なはちみつジャムのつくりかたを、ジャムの定番ともいえる、イチゴを使ってご紹介します。

はちみつ&イチゴジャム
〈作り方〉
●はちみつ・・・400g

●イチゴ・・・1キログラム
●レモン汁・・・大さじ1強

〈作り方〉
1.イチゴは洗ってへたをとり、水気をよくふきとっておきます。
2.ボウルにイチゴとはちみつを全体がよくからむように混ぜ、ラップをして約2時間置きます。
3.こしきで2をこしてイチゴの果実を取り出します。
4.果実を取り除いた、シロップだけを大きめのなべに、木べらで混ぜながら弱火で煮ます。
5.泡が大きくなったら、取り出しておいた果実とレモン汁を加えます。
6.果実がシロップを十分に吸ったところで火を止め、煮沸消毒したビンに詰めます。

朝食のパンに、あるいはお子様のおやつのホットケーキに・・・たっぷりと塗ってお召し上がりください。

甘味料

砂糖や水あめ、はちみつ、メープルシロップといった、甘みは、わたしたちにとってエネルギー源としての効果だけでなく、精神的な面でも非常に重要な働きをもっています。食生活の多様化と健康志向(特に肥満対策)から、サッカリンやアスパルテームなどの人口甘味料が食品添加物として用いられるのも、単にエネルギー源としてだけでない、甘みがもつ、「心をほっとさせてくれる働き」ゆえでしょう。


現在、わたしが利用している甘味類は、天然甘味料と人口甘味料にわかれます。以下、その代表的なものをそれぞれあげてみましょう:

●砂糖 砂糖のなかにもさまざまなものがあり、精製の程度や形、色によってそれぞれに特徴があります。わたしがよく知っているものには、上白糖、グラニュー糖、角砂糖、氷砂糖、コーヒーシュガー、和三盆糖、三温糖、黒砂糖、などがあります。


●水あめ
サツマイモやジャガイモのでんぷんを原料とした甘味料です。でんぷんを麦芽酵素で糖化させたのが「麦芽あめ」の甘さは麦芽糖によるもので、その甘さは砂糖の約2分の1です。最近では、でんぷんを酸で酸化させたあめが多くなりました。こちらのほうが麦芽糖よりも甘みが強いからでしょう。

●はちみつ
主成分は果糖とブドウ糖です。消化が良く、胃腸に負担をかけません。蜂が花から集めてきた花の蜜なので、アカシア、レンゲ、みかんの花など、それぞれの花の種類によって味や香りを楽しめます。現在は、中国からの輸入が多いです。

結晶化したはちみつの溶かし方

はちみつは気温が下がると、白くにごってきます。これはブドウ糖が固まったためで、品質にはまったく関係がありません。花粉が除去されていない「本物」のはちみつの証拠といえるでしょう。むしろ、冬になっても白濁しないはちみつは、なんらかの加工が施されているということで天然そのものではないといえるかもしれません。

結晶化したはちみつは、そのままトーストしたパンに塗って召し上がったり、飲み物に入れて召し上がっていただいても十分、本来の味をなんら損ねるものではありません。お料理にお使いになる場合ももちろん同様です。
とはいえ、もちろん溶かしていただくこともできます。

簡単に溶かすことができますので、お試しください。

*ただし、はちみつを長時間高温で加熱すると、糖質が変色し、褐色がかったように色が濃くなります。また、香りの成分が破壊されて本来の芳香が失われることがありますので、注意してください。

はちみつの結晶を溶かす方法

1.結晶したはちみつが、容器ごと入るくらいの大きめのなべ(あるいはボウル)をご用意ください。そこにお湯(45度程度・・・お風呂よりも少々高めです)をはり、ふたをとったはちみつの容器をそのままそっと入れます。
2.はちみつが徐々に溶けてきますので、スプーンなどでゆっくりとかき混ぜます。
*お湯の温度が下がったら、お湯を入れ替えるか、あるいはさらに大きななべにお湯をはり、なべを直火で(くれぐれも弱火で!)温めます。

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