はちみつの種類:はちみつ、栄養成分と効能

さまざまなはちみつ

はちみつは、ミツバチがさまざまな花から集めてきたもので、どの花から採集してきたかでその風味や味、香り、色など、独特の特長があります。日本で最も知られているのは、レンゲやアカシアなどですが、そのほかにも実にいろいろなはちみつがあるのです。それぞれの持ち味を生かして、またそれを楽しみながら、いろいろなはちみつを試してみられてはいかがでしょう?

おなじみのレンゲやアカシアのほかに、こんなはちみつはいかがでしょう?
●そばのはちみつ
黒褐色の個性的なはちみつです。一見したところ、黒砂糖のようです。独特の風味とコクをもち、ミネラルやビタミンも豊富です。そのまま召し上がってももちろんおいしいですが、お肉料理に用いると、コクのある仕上がりになります。

●みかんのはちみつ
さわやかな柑橘系の香りをもつ、はちみつです。甘酸っぱい風味が特長で、ブランデーを加えてフルーツを漬けると、おしゃれなデザートになります。飲み物に加えても、さっぱりとした風味を楽しめます。

●ぼだいじゅのはちみつ
欧米で人気のはちみつです。濃厚な香りは、お菓子に用いると独特の風味を添えることができます。ドーナッツに入れて、栄養抜群のおやつになります。

●とちのはちみつ
淡い色調のきれいなはちみつです。やさしい香りで、味がマイルドなため、お子様からお歳を召したかたまで、どなたにもおいしく召し上がっていただけます。

そのほかにも、クローバーやコーヒーの花のはちみつなど、個性的な味のはちみつがあります。

レンゲとアカシアのはちみつ

はちみつは、ミツバチがいろいろな花から採集してきたみつから作られます。したがってひとくちに「はちみつ」といっても、ミツバチがどの花から採集してきたかによってその風味も、香りも、色も・・・微妙に異なります。

実際、1キログラムのみつを集めるのに、ミツバチは560万もの花を訪れるというのですから、ミツバチさんたちには、本当に「ご苦労さま!」といいたいですよね。

ミツバチが訪れる花は、レンゲ、アカシア、みかん、そば、とち、ナシ・・・などが知られています。またこれらの花からとられたはちみつは、良質なことでも知られています。そのほかにも、栗やナラなどもあります(はたして栗の花とは? ご存知の方のほうが少ないのではないでしょうか?)

それぞれの花によってその持ち味はさまざまです。代表的なはちみつについてその特徴をかいつまんでご紹介しましょう。

●れんげのはちみつ
日本では最も一般的なはちみつのひとつです。クセがなく、ふっくらと柔らかな口当たりは、お子様からお歳を召した方々まで人気があります。香りもよく、そのままトーストやホットケーキにかけて召し上がっていただくのにぴったりです。


●アカシアのはちみつ
レンゲと並び、日本で非常に人気の高いはちみつです。クセがなく、香りが淡泊で、ソフトな甘さが特長です。お料理に用いると、素材本来の風味を生かし、相乗的においしさをアップすることができます。フルーツのはちみつ漬けや、ドーナッツなどのお菓子作りにぴったりです。

蜜蝋(みつろう)

皆さんは、「蜜蝋(みつろう)」をご存知でしょうか?

蜜蝋(みつろう)というのは、働きバチの腹部から分泌されるロウです。ミツバチの巣は、このロウから作られているのです。蜜蝋(みつろう)には、ミツバチが集めてきた花粉が色素として混入していることから、採集してきた花の種類によって、色に微妙な違いがあります・・・白、黄色、クリーム色など・・・。
蜜蝋(みつろう)は、昔から高級ろうそくの原料として使われてきました。現在、この蜜蝋(みつろう)は市販され、手作りのろうそくを楽しまれている方に人気の商品となっています。
また、蜜蝋(みつろう)は食品としても利用されることから、小さなお子さんが口に入れてしまっても安全です。この特性を生かし、蜜蝋(みつろう)から作られたクレヨンが、小さなお子さんをお持ちのご両親や、保育園、幼稚園で話題となっています。
蜜蝋(みつろう)に、パーム油やウコンなど、天然由来の成分を配合し、安全性を追及した結果生まれた、人にも環境にもやさしいクレヨンです。蜜蝋(みつろう)ならではの、なめらかな描き心地は、お子様の小さな手にきっとなじむことでしょう。
天然素材にこだわったことで発色もやわらかく、お子様だけでなく、大人も思わず手にとり、絵を描いてみたくなるかもしれません。

そのほか、はちみつやローヤルゼリーを使った石けんなども人気です。はちみつもローヤルゼリーも保湿作用があることからお肌に優しい石けんとして、敏感肌の方やお子様に愛用されているようです。

リンク集