はちみつ、栄養成分と効能

はちみつの見分け方

はちみつは一般的に、うすい黄色で、澄んでいるものが上質されます。とはいえ、はちみつは、ミツバチがいろいろな花から採集してきたものです。みかん、レンゲ草、アカシア、そば、トチ、ナシ、そのほか栗やナラなどのはちみつもあります。それぞれ独特の風味や香りがあり、人それぞれによって好みがあるでしょうし、用途によって使い分けると楽しいでしょう。

 

そこで、ここで一般的にはちみつの品質をどのような点に着目してみわけたらいいか、をお話します。

 

1.香り・・・過剰に加熱されておらず、酵素や香りの成分が破壊されていないはちみつは、独特の良い香りが失われていないはずです。

2.色・・・はちみつは、高温で加工や保存したり、長時間、加熱しすぎると、色が褐色を帯びてきます。また、食べられないということではないのですが、長期保存されたものはやはり色が濃くなります。

3.結晶・・・はちみつが液状やクリーム状、あるいは結晶となっていることがありますが、これらは品質とは関係ありません。はちみつは、温度が低いと結晶化します。また、はちみつの表面に白い層ができたり、ビンの内側に粒粒がついたりすることがありますが、白い層は空気の泡ですし、粒粒は結晶の一種であり、これも自然にできたもので、品質とは関係ありません。

逆に、不自然に結晶の少ないもの、または結晶がないものというのは、加工が施されたはちみつであり、自然そのものではないといえるでしょう。

はちみつの賞味期限

通常、食品には「賞味期限」がありますよね。

はちみつにも賞味期限があるのでしょうか? 答えは・・・「yes」であり、「no」でもあり・・・。

 

日本では1996年4月からはちみつにも、ほかの食品同様、賞味期限の明記が義務付けられました(ある大手のはちみつ食品会社では、製造日から2年の賞味期限をその商品に記しています)。しかし、はちみつというのは、きちんと保存さえすれば実際、何年でもその品質を維持することが可能なのです。

エジプトの記録によると、数千年前のはちみつがそれでもなお良好な状態で発見されたといいます。

 

はちみつは、薄い黄色で、澄んでいるものが上質とされます。冬季に気温が下がると、白くにごります。これはブドウ糖が固まったためで、品質にはまったく関係ありません。

 

乾燥した涼しい場所で保存すれば、はちみつは長期にわたっておいしくいただくことが可能なのです。長期保存をすると色が多少変化したりしますので、早めに食べることにこしたことはないかもしれませんが、古くなってしまったから、と、捨ててしまうのではなく、安心して召し上がってくださって大丈夫です。

 

とはいえ、あまりにも古いものが戸棚のなかから出てきたときは? どうもそのまま食べる気持ちにはなりませんよね、そこでお料理につかってみてはどうでしょう? 鶏肉のなべ照り焼きや、ぶりの照り焼きなどに、お砂糖の代わりにはちみつを使うと、仕上がりにコクやつやが出て、見た目にも味的にも、ぐんとグレードがアップします。ぜひ、お試しください。

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